みなさん、こんにちは。
ポーランドで新米日本語教師をしている、Zosia(ゾシャ)と申します。
前回は「前半」として、日本語教師になるために必要な3通りのステップをお話ししました。
今回は、そのうちの1つ「日本語教育能力検定試験」を受験し、独学4か月で合格したわたしのエピソードを紹介します。
「検定」を受けるきっかけ
これは前回で述べた通り、すべて金銭的な理由からです。
わたしが検定受験のために払った金額を書き出してみます。
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教科書1 3,520円
日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド第4版
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教科書2(問題集) 2,000円
日本語教育能力検定試験 合格問題集第2版【フリマアプリで中古】
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過去問題集1 1,540円
平成30年度 日本語教育能力検定試験 試験問題
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過去問題集2 1,200円
平成27年度 日本語教育能力検定試験 試験問題【フリマアプリで中古】
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用語集 2,338円
改訂版 日本語教育能力検定試験に合格するための用語集
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日本語教育能力検定試験 受験案内(出願書類付き) 400円
これだけ購入して出願しない人多いんだろうな~
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検定受験料 10,800円
送金手数料があったかも?そういえば願書の送料もかかった
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願書に使う証明写真 200円
スマホで撮ってコンビニで印刷した
合計約22,000円でした。
正直、用語集は受験直前に焦って購入して(消費税が上がるタイミングだったので余計なにかを買いたくなった)、ほぼ読まずだったので、わたしには必要なかったなと思うのですが・・・
参考書の類はフリマアプリでよく出品されていますので、古本に抵抗のない方は最初にフリマアプリを見てみるのもいいですよ。
でも、結構需要があるようで、すぐ売れています。
ちなみにわたしも最終的に問題集は売りに出したのですが、それは後程・・・
わたしはこれで合格した!独学必携参考書
公式過去問題集はもちろん必須ですが、まず実践前の座学として必要になる参考書については、こちらを1冊購入すればカバーできます。
検定の説明(試験の流れなど)も丁寧に解説されています。
各チャプターの最後にはまとめの練習問題があったり、巻末に模擬試験もあります。
ただ、かなり分厚い本なので持ち歩くには不便です。わたしが電車で読むときに工夫した方法については、別の記事で紹介します。
4か月間の独学勉強法
ここが一番みなさまの知りたいことですよね。
すみません、書いていたらあまりの熱の入れ方で長文になってしまったため、別記事として更新することにしました。近日公開です。
勉強中の話をちょっとしますと、この4か月はテレワークもなくフルタイムで働いていたし(往復2時間の通勤)最中に海外旅行も2回行きました。
忙しい方でも取り組めるような勉強法だと思いますので参考にしてもらえると嬉しいです。
検定以外の資格試験などでも使えると思います。
受験当日

当日の持ち物についてはあまり記憶にないのですが、用語集と音声記号表などを持って行った気がします。
あとは、勉強に使用したICレコーダーです。この活用方法は勉強法の記事で紹介します。
受験会場は想像以上に人が多くて、それからわたしたちの親世代もたくさん受験していたことに驚きました。
養成講座などでの顔見知りのような人たちも結構いるようで、帰り道は「できた?」「●●先生に怒られる~」などの会話が聞こえてきたりもしました。
これはハックでもなんでもないのですが、昔から受験やTOEICなどの長時間のテストを受ける時は会場にチョコレートを持っていきます。
試験開始15分前に食べるだけで、なんとなく集中できている気がするので。
もちろん、みなさま、受験票をお忘れなく!
合格通知がきた!

まさにクリスマスイブイブな12/23に届いた合格通知。
2019年がんばった自分からの最高のクリスマスプレゼントでした。
ちなみに、検定の合格通知は、一目見ただけで合格とわかるようになっています。不合格の場合はハガキが届き、得点が記載されているとのこと。
合格の場合は写真入りの合格証明書が入っているのですが、自分の得点は教えてもらえません。
なので、合格者はギリギリか、余裕で合格したのかは死んでもわからないんですね~。知りたいんですけど。
役目を果たした問題集たち
さて、無事に検定を合格し、お役御免となった対策問題集ですが、これらはもう使わないだろうということで合格証明書を受け取って即、フリマアプリで出品しました。
参考書と用語集だけは手元に残して、ポーランドまで持ってきたので今もたま~に開くようにしています。(正直、用語集は売ってもよかったなと思いますが)
・過去問 2冊
・合格問題集
・自分が受験した令和元年の試験用紙
上記のセットを4,500円でお譲りしました。購入してくださった方は、今年受験されるのかな。がんばってほしいな。
上記のうち2冊は、わたし自身もフリマアプリで購入したものなので、すくなくともこの問題集たちは3回誰かの人生を変えているのかもしれない。
う~ん、なんだかロマンがありますね。ないですか?そうですか。
わたしが問題集を買った人が合格されたのかは把握していないですが、「検定がんばってください」というメモがついていて、それをずっとお守りにしていました。
そんなほっこりエピソードでごまかそうとしても金銭の話になるのですが、
結局この4,000円のキャッシュバック(手数料や送料があるの)で、最終的な検定受験の出費は約18,000円ということになりますね。
会場までの交通費等を入れて20,000円程度でしょうか。
結論:独学での検定受験は(合格すれば)圧倒的に養成講座受講よりお得(ハッシュタグ当たり前)
次回こそ、検定受験の核心に迫る!
難関試験、短期間の独学勉強法について紹介します。
それではみなさん、さようなら。(これを決まり文句にしたい)
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【日本語教師になるには】独学で「日本語教育能力検定試験」に合格したわたしの話(後半)
みなさん、こんにちは。 ポーランドで新米日本語教師